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モン・サン=ミッシェル
フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島で、その上には修道院がそびえています。フランスを代表する観光地のひとつで、1979年には世界遺産に登録されています。モン・サン=ミシェルとは「聖ミカエルの山」という意味で修道院のことだけではなく島全体を指します。
 モン・サン=ミシェルのあるノルマンディー地方南部・サン・マロ湾は潮の干満の差が激しい所として知られ、潮の満ち引きの差は15メートル以上あるそうです。このため、修道院が築かれた小島はかつては満ち潮の時には海に浮かび、引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸と繋がっていました。後に、対岸との間に地続きの道路が作られたため砂が堆積してしまい、島の間際まで潮がくることは滅多になくなってしまいました。かつての姿を取り戻すべく2009年には地続きの道路が取り壊され、2014年に新たな橋を作り直しています。


モン・サン=ミシェルまではパリから車で約5時間。アクセスがよくないのが難点ですが夜間にライトアップされた景観はとても幻想的で一見の価値あり!


モン・サン=ミシェルの歴史は708年にアヴランシュ司教オベールが夢の中で「この岩山に聖堂を建てよ」というお告げを大天使ミカエルから受けたことから始まります。オベールが高さ80mほどの小さな島に建てた礼拝堂が、後のモンサンミッシェルになったと言われています。モンサンミッシェルは、建設されて以降幾度となく増改築が繰り返されてきました。また、周りを海に囲まれた立地から自然の要塞として戦争に利用されたことも。このため、島内ではさまざまな建築様式が一度に見ることができます。


モンサンミッシェルでは名物グルメとして、オムレツがあります。お腹が空いて待ち切れない巡礼者のために、すぐに出来て栄養のあるものをと考案されたそうです。卵を3倍の量になるまで泡立てるため、これでもかというほどふわふわの食感です。
あと、モン・サン=ミシェルのあるノルマンディー地方は牛の名産地で、ツアー中の車窓から見ると牛がいるわいるわ。ノルマンディー地方の人口よりも多いと言われているそうです。その関係でしょうか、モン・サン=ミシェルの対岸にあるスーパーマーケットの前にはポップな牛のオブジェ?が大量にありました。