コスモス
【キク科コスモス属 Cosmosbipinnatus】
コスモスはメキシコ原産で、アメリカ大陸を発見したコロンブスがメキシコからスペインに持ち帰ったところからはじまりました。日本には江戸時代末期にコスモスの種子が伝わってきたようで、秋桜(アキザクラ)、大春車菊(オオハルシャギク)とも呼ばれます。
日本では秋の風物詩として知られていますが、最近では、早咲き品種も増えているため、6月~11月ごろまでの期間にわたって花を楽しむことができます。
主に白、ピンクの花を咲かせますが、他に赤、黄、赤茶、紫などの花色も品種改良によって生まれています。
性質はいたって丈夫で、日当たりと風通しがよい場所であれば、あまり土質を選ばずに育ちます。
メキシコの標高2,000m近い乾燥した地域だと草丈2~3mになるようにもともと草丈が高い植物です。あまり草丈が高くなると倒れやすいので、適宜支柱を立てるか、摘芯(茎の先端の芽を摘み取ること)をこまめに行うましょう。また、わざと茎を倒すとことでわき芽が発生させ、これを伸ばして低い位置で花を咲かせることも可能です。